1月9日、『5時に夢中!』(TOKYO MX)で作家の岩井志麻子さんが発言した内容が注目を集めています。その内容が一般化できる話ではないことは重々承知しているものの、「飲み会の支払いに関して、お礼の気持ちや申し訳ない気持ちを抱いたら、いかに対処すべきか」という重要な示唆を含んでいたため、紹介します。(文/中川淳一郎・フリーライター)
岩井さんは番組内で「乳首の値段」について発言しましたが、これは実に示唆に富んだものでした。「おカネ問題をいかに自分の人間力で解決するか」というものになっていたからです。それを解説していきましょう。
岩井さんの発言が飛び出したコーナーは「夕刊ベスト8」で、その日の気になったニュースをランキング化するものです。1位になったのは、「性の近況『引っ越す隣の美人が唇にチュー』70歳男性」(サンケイスポーツ)でした。このテーマを受けて、以下、岩井さんのトーク書き起こしです。
〈想像を超えたところに本心とか真理があったりするんですよ。去年ね、仲良しのアーティストのろくでなし子ちゃんがちょっとアイルランドから帰ってきたので、何人かのお友達と人気のライターの中川淳一郎さんとご飯を食べたんですよ。中川淳一郎さんが先に帰らなくてはいけなかったので、「あっ、これ、僕の分」ってお金を置いていこうとしたんですけど多めなんですよ。
「こんなにもいらないよ、中川さんそんなにも食べてないし」って言ったら「いいのいいの」って置いて行こうとしたから「見て下さい!」って私、乳首出したの。中川さんに向けて。もう出さずにいられなかったのよ。2万円とか1万円とかを。1万円!(右の胸を指さす)、1万円!(左の胸を指さす)って。
中川さんとしては嫌がらせをされたとかセクハラされたとかね、「なにされたんだー!」ってなってるかもしれませんけど、多めに置いていったお金の分を乳首で返さずにはいられなかったんですよ〉