「答弁書の文言を作成するのは官邸や内閣府の事務方ですが、内容に応じて所管省庁が下書きをするのでしょう。その文案を考える場合、当然、安倍総理のお考えはどうかということを考え、推察し、忖度してつくる。
総理の考えに沿った内容でなければ、閣議決定できないからです。最近の質問主意書への回答には妙なものがあると思われるかもしれないが、それは、とどのつまりは安倍総理のお考えなのだということです。
ただし、小泉環境相のセクシー発言のような大臣自身の考えについては役人にもわからない。本来は大臣が会見や国会で答えるべきだが、小泉さんがはぐらかしたために質問主意書が出された。役人も困って苦し紛れに辞書を引いたのでしょう」
※週刊ポスト2020年2月7日号