ネット上で大きく批判されることとなった東出昌大(32才)と唐田えりか(22才)の不倫騒動。特に唐田がインスタグラムで交際をアピールするかのような“匂わせ写真”をアップしていたことも、火に油を注いだとされている。
また、離婚した木下優樹菜(32才)のインスタグラムも“匂わせ”ではないかと話題に。一部の投稿を“縦読み”すると、不倫相手として取り沙汰されたサッカー・乾貴士選手(31才)へのメッセージとなっていたのではないかとの疑惑が浮上したのだ。
◆恋人の二股が許せない私は鬼女になった
本人が匂わせるつもりがなくても、匂いを嗅ぎつけられてしまうこともある。コラムニストの今井舞さんはこう話す。
「匂わせ投稿のすべてが意図的なものではありません。酔った勢いや、楽しい気持ちを抑えられずに無意識のうちに出てしまうものもある。言わば、脳みそのおならやゲップのようなもの」
しかし、SNSに載せてしまえば瞬く間に世界中に拡散され、共有されてしまう。実際、木下は、インスタグラムに小さく写り込んだコーヒーシュガーのパッケージからドイツ・フランクフルトにいると噂され、疑惑の相手との逢瀬を疑われた。
うっかりSNS上に落とされた“おならやゲップ”を捨て置かず、わずかな情報から対象物を“特定”する、探偵のようなネット住民がいる。ネット掲示板「既婚女性板」の住人だ。
「彼女たちは“既婚女性”の“既”を“鬼”に変えたネットスラングで“鬼女”と呼ばれています。もともとは夫や家族の愚痴や芸能人の噂話で盛り上がっていたのですが、次第に推察力や行動力の優れた人たちが現れ、事件や芸能に関する“特定”行為をし始めるようになりました。鬼女たちの団結力と粘着性はすさまじく、ほかのネット住民からも恐れられています」(ITジャーナリスト)
フジテレビ偏向放送デモ(2011年)では、挑発的なツイートをしたフジテレビ社員のフェイスブックのプロフィール画像の車のボンネットに写り込んでいる風景から自宅を特定。住所、部屋番号、車のナンバーを確認しただけでなく、株主になって該当社員を追い詰める鬼女までいた。
同年の大津いじめ事件でも、加害少年の転出先や父親の取引先まで特定したのは鬼女たちだった。しまむら店員土下座事件(2013年)もまた、クレーマーの実名、家族構成、自宅住所、車のナンバー、日記が鬼女たちによって確認され、本人の写真も撮影されて拡散。彼女たちは一体、何者なのか。
鬼女板に常駐し、日々いじめや浮気の加害者の特定活動を行う20代女性が取材に答えてくれた。