いまやジャニーズ事務所を代表するグループのひとつに成長した「関ジャニ∞」。長く7人で活躍してきたが、2018年12月にメインボーカルだった渋谷すばるが退所。さらに2019年9月、15周年記念ツアー『十五祭』を終えた直後に錦戸亮も退所を発表し、グループを離れた。メンバーの仲の良さでも知られる同グループにとって、中核的なメンバー2名の旅立ちは大きな波紋を呼んだ。
新たなステージへと進んだ渋谷、錦戸、そして5人の関ジャニ∞。関ジャニの衰えることのない活躍は日々テレビで目にするが、脱退した2人はその後、どのような道を歩んでいるのか。CDアルバムの発売やライブツアーと、ともに音楽活動をスタートさせた2人だが、それぞれの活躍を追っているファンの口からは、渋谷と錦戸の対照的な音楽活動が浮かび上がってくる。
彼らのジャニーズJr.時代からのファンだという女性・Aさん(40代)は、こう語る。
「すばる(※渋谷)は退所後、ワーナーミュージックに所属し、東南アジアを中心に世界旅行を続けながら音楽活動を行ってきました。そして全曲、作詞作曲を手掛けたアルバム『二歳』を発表し、今年の1月から国内ツアーをスタートさせています。ゆっくりと自分に向き合う時間を設けた、すばるらしい2年間だったと思います。不器用ながらSNSを開設して、気ままに更新しています。
一方、亮ちゃん(※錦戸)のスピード感は凄まじかった。退所直後の午前0時に、ソロ活動を発表。インディーズで、自身のレコードレーベル〈NOMAD RECORDS〉を設立。そして11月にはライブを開催し、12月にはアルバム『NOMAD』が発売され、全国の映画館でライブビューイングまで実施。せっかちな亮ちゃんらしい。こうした退所後の動きも、2人の性格をよく表しているね、とファンのあいだでは話題になっています」(Aさん)
渋谷と錦戸、それぞれのライブの様子はどうだったのか。両者のライブに参戦したという女性ファン・Bさん(30代)はこう語る。
「錦戸君のライブは、若い女性の観客が多かったです。基本は20代後半から30代後半がメインという感じで、見た目が派手なファンも多い。一部、カップル客もいたので、男性の姿もちらほら。ライブ中は『亮ちゃ~ん!』という黄色い声援が会場に反響していましたね。それを聞いて錦戸君もはにかんでいました。ソロのアルバムに加えて、エイト(※関ジャニ∞)時代に彼が作詞作曲した楽曲も歌っていましたよ。白いTシャツとGパン姿、髪型も寝起きのようなサラサラヘアー。気取っていない様子が素敵でした」(Bさん)