ライフ

気象による体調の変化 寝る前にコップ1杯の水で対策を

毎日更新される「寒暖差肌荒れ指数」(見本)。各地のアイコンをクリックすると、より細かい地域の指数がわかる。リスク5ではしっかり保湿ケアをすすめている(日本気象協会HPより)

 最近の異常気象の問題は自然への問題だけではない。人間にも気象病といわれるトラブルをもたらしている。

 なんとなく体がだるい、体調が優れない、気持ちが落ち着かないといったものから、気温の変化では、脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)や心臓病(心筋梗塞、狭心症)などのリスクが高まる。

 また気圧の変化でも、腰痛、神経痛、尿路結石による痛みの発作、メニエール病のめまい、難聴などの発作、頭痛や吐き気を伴う緑内障発作などが引き起こされる可能性があるという。

◆寒いポイントを知って手先、足先も上手に防寒

 気象そのものは変えられないが、降水確率を見て折り畳み傘を準備するように、知識と最新情報を意識して取り入れ備えることで、脳卒中や心臓病などもかなり回避できると気候と病気の関係を研究し、気象予報士でもある脳神経外科医、福永篤志さんは話す。

「まずは寒さ対策です。冷え込んだ朝、暖かな布団の中から出る時に血圧が急上昇します。着替えを枕元に置いて、布団の中で上着や靴下を履くのが効果的です。特に靴下が重要。不用意に裸足で冷たい床を歩いた時の血圧上昇のリスクは意外に大きいものです。また天気予報で翌朝の冷え込みを確認したら、起床時に合わせてエアコンのタイマーをセットしておくのもいいですね」

 また外出や屋外での家事にも防寒着や保温力が高い首元のマフラーでしっかり防寒を。洗濯物干しや水仕事など、手先が冷たいものに触れる作業にはゴム手袋を使うとよい。

 さらに福永さんは脳神経外科・脳卒中専門医の立場から、水分補給の重要性を訴える。

関連記事

トピックス

降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
警視庁がオンラインカジノ店から押収したパソコンなど(時事通信フォト)
《従業員や客ら12人現行犯逮捕》摘発された店舗型オンカジ かつての利用者が語った「店舗型であれば”安心”だと思った」理由とは?
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン