10月の酒税法改正後の市場や不動産戦略をはじめ、さまざまな分野に今後の戦略を描いているのが、サッポロホールディングスの尾賀真城(おが・まさき)社長。その尾賀氏は、酒類や不動産以外ではどんなマーケットに興味を持っているのか、訊いた。
──札幌では東京オリンピックのマラソン競技も開催されることになりましたが、どう捉えていますか。
尾賀:札幌で開催していただくのは大歓迎ですね。ビールの最需要期である盛夏は毎年、札幌市内の大通りのビアガーデンが大変な賑わいを見せます。マラソン競技の実施によって制限がかかるようなことがなければいいなと思っていますが、いずれにしても札幌にとってプラスなことなので楽しみです。
五輪開催期間中はスポーツバーなどで仲間と応援する方も多いでしょう。昨秋のラグビーワールドカップ開催期間中も、グループのビアレストランであるサッポロライオンに「ダブリナーズ」というアイリッシュパブ業態が数軒あって、ビールの売り上げが凄かったので期待しています。