清々しい顔で中居正広(47才)がジャニーズ事務所からの独立を表明した2月21日の午前、対照的に険しい表情で都内のマンションに入っていった人物がいる。TOKIOの長瀬智也(41才)だ。顔の半分がマスクで覆われていても厳しい視線が見て取れる。自ら運転する車を降りると、長身を丸めるようにして足早に去っていった。
「長瀬さんは最近、『俺は、いつになるんだ…』『俺も続きたい…』と親しい人にこぼしています。気持ちが限界に近づいているのでしょう」(長瀬の知人)
中居の退所をきっかけに、長瀬の独立も一部報道で取り沙汰されている。
「過去にも何度か報じられていますが、『デマ』だと笑い飛ばせないのは、長瀬さんが苦しんでいるのが事実だから。音楽活動が再開できていない現状にかなりの不満と苦しさを募らせている。長瀬さんはかねてから、自分の主軸はバンドであると主張していて、ドラマやバラエティーに力を入れながらも、軸足は音楽に置いていました。
長瀬さんの音楽への意欲が人一倍強いのはメンバー誰しもが認めるところ。自宅でもギターを毎日弾くなど、とにかく音楽に対して真摯な人です。TOKIOが音楽活動を自粛しなければいけない状況はわかりながらも、あれから1年以上が経ったいまもまったく見通しが立たない状態に『ファンの前で歌い続けるためには退所するしかないのではないか』ということまで考えが及んでしまったんでしょう。『いつになるんだ』というのは歌手活動なのか、退所なのか本人も葛藤の中にいると思います」(前出・長瀬の知人)
2018年5月の山口達也(48才)の脱退から間もなく2年になる。TOKIO愛が強い長瀬は「代わりのベーシストを招くつもりはない」と周囲に話す一方で、バンド活動ができないストレスと闘ってきた。
昨年12月には本誌・女性セブンが報じたように、渋谷のイベントスペースでDJプレーを披露したのも、音楽への渇望だろう。