成績は学習院女子でトップレベル、英語でのコミュニケーションも完璧、最難関の東京大学も狙えるのでは──。これまで、その頭脳明晰さを幾度も報じられてきた愛子さま。高校卒業後の進路は、大きな注目を集めていた。
「天皇陛下は2月の誕生日会見で、愛子さまが希望されていたという『学習院大学文学部日本語日本文学科』への進学が決まったことを明かされました。そのときの陛下の大変にうれしそうな表情といったら、会見に出席した記者たちも思わず笑顔になってしまったほどでした。
つまり、愛子さまは陛下と同じ学習院大への内部進学、しかも、同じ文学部という道を選ばれたということです。いままさに愛子さまは、陛下の背中を追って、歩み始められたのです」(皇室記者)
そこには、父と娘であると同時に、天皇陛下とその長子であるという「さだめ」を背負ったおふたりの心の交流があった。
在学中の学習院女子高等科(東京・新宿区)の卒業を控え、愛子さまは卒業レポートを提出されたばかりだという。
「レポートの課題は、『将来学びたいことについて』。レポート用紙40枚にもなり、2月末の締め切りに向け多くの生徒が四苦八苦するそうです。愛子さまも苦労されながら、着実に準備を進め、締め切り前に提出を終えられたと聞いています。
愛子さまが選ばれたレポートのテーマは、『平安時代の文学における犬や猫と人との関わりについて』だったそうです」(皇室ジャーナリスト)
ご両親に似て動物が好きで、幼い頃から犬や猫を飼って世話をされてきた愛子さま。そんな動物への関心を、見事に研究テーマに据えられた。
「陛下が歴史について造詣が深いことはよく知られています。そんな父親の影響で中学生の頃から愛子さまも歴史を学ぶのが好きだったそうです。高校に入学されたときには、『天皇家の歴史』について関心を持たれ、陛下から歴代の天皇や一族の話を聞くなどされたようです。宮内庁が過去の文献を所蔵している書陵部の資料を参考に学ばれたのかもしれません。
そうした中で、国語や作文が得意な愛子さまは古典文学にも強い興味を持たれていきました。
今回の卒業レポートで趣深い研究テーマを選ばれたのも、陛下の影響が大きいのです」(宮内庁関係者)