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自宅待機で逆に高まる健康リスク 自宅で出来る対策は?

家の中でもアクティブに

 新型コロナウイルス対策で「不要不急の外出は控えよ」と言われれば、どうしても家にこもりがちになる。しかしそれはかえって重病を招く危険性がある。

 日本老年医学会は3月13日、次のように注意喚起した。

〈人が多く集まる場所を避けることなどが言われており、家に閉じこもりがちになりますが、高齢者にとっては合わせて「動かないこと(生活不活発)」による健康への影響が危惧されます〉

 そして、特に気をつけるべきリスクをこう指摘した。

〈「生活不活発」によりフレイル(虚弱)が進み、心身や脳の機能が低下していきます〉

 フレイルについて研究する東京都健康長寿医療センター研究所の研究部長・北村明彦氏が解説する。

「フレイルとは加齢などにより運動機能や認知機能が低下する症状を指します。進行すると心不全などの心疾患や脳卒中のリスクが上がったり、がん発生時の死亡率を高める原因になる。

 私たちが行なった平均7年間の追跡調査では、フレイルの人は要介護認定を受ける確率が約2倍高くなり、死亡率も2.2倍上昇するという結果が出ました」

 なぜ家にずっといるとフレイルになりやすいのか。

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