ついにスタートした『エール』(NHK総合8時~、BSプレミアム・BS4K 7時30分~ほか、毎週月~土)でさっそく注目を集めているのが、主人公たちの幼少期を演じている子役たちだ。主演の窪田正孝(31才)は、こうコメントする。
「子供たち独特の純粋だからこそ、周りに少しいじわるをしてしまうという人間関係の描き方が丁寧で、また、幼少期を演じる皆さんの演技が本当にすばらしくて、正直、衝撃を受けました」
そこでで、窪田と制作統括の土屋勝裕氏の証言から、子役たちが選ばれた舞台裏や魅力について迫る。
◆子役はオーディションで選考
2019年5~6月にかけてオーディションが実施され、演技のほかに歌唱審査も行われた。書類審査を通った男女およそ200名で1次審査が行われ、その後、2次、3次審査を経て、古山裕一(こやま・ゆういち)役の石田星空(10才)、関内音(せきうち・おと)役の清水香帆(11才)が選ばれた。
●古山裕一役
石田星空/いしだ・せら。2009年5月8日生まれ。大河ドラマ『真田丸』(2016年、NHK)で、中川大志が演じる豊臣秀頼の幼少期役として出演。ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(2019年、フジテレビ系)の2話で、窪田と共演した。
「裕一の少年時代は、ナイーブで特に繊細なお芝居が求められるんですが、とにかく石田星空くんはお芝居が上手でした! 瞳もキラキラしていてかわいらしくて、人を惹きつける魅力があるので起用しました」(制作統括・土屋勝裕氏)
【窪田正孝から見た石田星空の魅力】
「石田くんとは以前、(ドラマで)共演したことがあって、ピュアな心を持っていて、求められた役をきちんと演じるという印象がありました。今回、裕一のまっすぐな目やナイーブなところを表現していて、(第1週の)運動会のシーンもつい応援してしまいました。唐沢(寿明)さんとの父子の基盤もしっかりと作ってくれたと感じています」