『女性セブン』での体験取材などでおなじみの“オバ記者”ことライター野原広子(62才)が、カラオケにチャレンジ。どうすれば高得点を出せるのか、「カラオケ100点おじさん」としてYouTubeチャンネル登録者数9万人を超えるシンガーソングライター・佐々木淳平さん(39才)に指導してもらいました。
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「カラオケ? 行かない、ヘタだし」。ここ数年、すっかり歌を忘れていたオバが、何十年ぶりかで魂の揺さぶられる歌声にビビビッ! そしたら何、急にキャラ変しちゃって「私も、歌いた~い」だって。で、逃げる編集Mちゃんを道連れに、憧れの先生から歌うまの秘伝を伝授されたら、あらま不思議。グッと点数アップ。そればかりか、女ふたりの人生の大穴まであらわに! 歌は人なり、だったのね。
「カラオケで高点数を取ることと、人の心に響く歌を歌うのは基本、別。でも歌がうまくなるにはコイツ(カラオケAI採点機)を先生に練習するのが、結果的に早道なんですよ」
そう語るのは、歌手であると同時に、カラオケバーの店長でもある佐々木淳平さんだ。 アラカンの私と、アラフィフの編集Mちゃんが、歌がうまくなりたいと志を立てて入門したのには、ちょっとしたワケがある。
同世代の女友達とカラオケに行くと、場を仕切るのは、“ママ”か“グラン・マ”か、なの。
「私、あいみょんの『マリーゴールド』」「じゃあ、米津玄師の『パプリカ』、歌っちゃう」「私、振り付けできるよ」。
娘や孫のいる人は、最新の曲を覚えられるのよね。一方、私たち独り者は昭和のまんま。分が悪いったらありゃしない。
去年の暮れ、オバはとうとう紅白を見なかったもんね。ちっとも胸に届かないのよ。「愛している」の、「会いたい」のって、何言ってんの。だんだん腹が立ってきたりして。
こうして時代から遅れていくのは、まあ、いいとしよう。けど、せめて「これ」という私の1曲を持ちたいではないの。カラオケから、歌から逃げない女でいたいのよ。そんなわけで、「まず曲選びから教えてください」と私。すると淳平先生、思わぬことを言うんだわ。