フィギュアスケート男子の羽生結弦(25才)が、現在、居住するカナダの公共放送CBC(カナダ放送協会)の単独インタビューに応えたことが話題となっている。その中で羽生は、ファンがプレゼントし続けてくれている、くまのプーさん人形について語った。メディアの単独インタビューに応じることは少なく、貴重な内容に溢れていた。
2012年からブライアン・オーサーコーチに師事して、練習拠点をカナダ・トロントに移した羽生。その英語は、発音も美しく、CBCのインタビュアー・スコット氏ともポンポンと質疑応答を繰り返した。放送日は3月16日だった。
「スケートを、演技をするのがすごく好き。チャンピオンと感じたことはなく、常にチャレンジャーだと思っています」
羽生はそう語り、時折、日本語も交えながら笑顔でインタビューに応じた。そして、今シーズンは禁止となったものの昨シーズンまでの終演直後のお馴染みの光景についても答えた。観客がスケートリンクにプレゼントとして大量に投げ入る「プーさん人形」についてだ。
スコット氏「あのプーさんはどこから来てるの?」
羽生「アハハッ。森、カナダの森からですよ。あれはフィギュアスケートにおけるスペシャルな瞬間で、僕はあのプーさんの雨を見るのがすごく好き、すごく愛してるんです。僕にとってとても特別なことです」
スコット氏「ゲン担ぎですか?」
羽生「僕にとってのラッキーチャーム(お守り)なんです。それでいて……コーチみたいなものでもあります。エヘヘ。なぜなら、常に僕の演技を見守ってくれていて、毎試合必ず一緒にいてくれる。あの顔を見るとうれしくなれるんですよ」