今年6月時点で約62ポイント換算だった全英女子の優勝が、来年6月になると約17ポイントまで目減りする。日本ツアーでの1勝(20ポイント)で逆転されるほどに価値が“下落”してしまうのだ。
そんな渋野と代表枠を争う世界ランク14位の鈴木愛(25)は、昨年の国内7勝のうち11月以降に3勝を挙げており、渋野に比べてポイントの目減りが少ない。世界ランク4位の畑岡奈紗(21)はポイントが高い米ツアーを主戦場とするため、ランクが下降しにくい。
「全英女子がなくなっても、延期で秋に集中するとみられる海外・国内のメジャー大会で好成績を収めることが代表選出の絶対条件となってくるでしょう」(同前)
悪条件を撥ねのけて、大舞台で再びシンデレラとなれるか。
※週刊ポスト2020年4月24日号