広大なお住まいと徹底した衛生管理で、いわゆる「3密」とは無縁に感じられる皇室。しかし、4月11日、皇族方のごく身近で警備や護衛にあたる皇宮警察の護衛官が新型コロナウイルスに感染したことが明らかになり、緊張が走った。
「感染したのは皇宮警察の50代の男性幹部でした。この幹部の家族も発症しているそうです。
この幹部は、天皇皇后両陛下をはじめ皇族方をすぐ近くで警護する『護衛部門』ではなく、皇室関連施設の『警備部門』でした。また、3月末まで京都御所の担当だったので、東京にいらっしゃる皇族方や、東京の同僚護衛官とはほとんど接点はありませんでした」(宮内庁関係者)
とはいえ、宮内庁内部ではより一層の対策が講じられているという。
「宮内庁職員は御所にいる際、常にマスクをするようになりました。また、多くの部署で交代勤務を実施し、テレワークの比率も増やした。皇族方も多くの国民と同じく自宅にこもる“御所ごもり生活”が続いていますが、これまで以上に衛生管理が徹底されるようになったようです」(前出・宮内庁関係者)
感染拡大に伴い、皇族方の生活も一変している。愛子さまは4月、学習院大学文学部日本語日本文学科に進学され、晴れて大学生となられた。
「ですが、4月3日に予定されていた入学式は中止。新入生のオリエンテーションなども中止になり、授業は早くてもゴールデンウイーク明けからになりました。愛子さまは高校時代の同級生との卒業旅行もキャンセルされたそうです。
愛子さまは“絶対にご両親にうつすことのないように”と、友達とお会いになるのも控えて、徹底して御所の中で過ごされていると聞いています」(別の宮内庁関係者)
天皇陛下は、ほぼ毎週末されていたジョギングをやめられ、最近は雅子さまと散歩をされるにとどめているという。ただ、そんな“窮屈”な御所ごもりの中でも、前向きな取り組みをされているという。
「普段、天皇ご一家の食事の調理は宮内庁大膳課が担当しています。ですが最近は時折、雅子さまがキッチンに立たれ、料理を振る舞われることもあるそうです。愛子さまと一緒に愛犬の由莉の散歩をされることもあり、自粛明けに向けて体調管理は万全のようです」(皇室記者)