新型コロナウイルスの感染拡大で、在宅勤務に切り替わるビジネスマンも多い。しかし、その状況を利用して、不倫に走る人もいるという。
「いま、ビジネスホテルのデイユースプランを使うのは、不倫カップルばかりですよ」──。そううそぶくのは、啓介さん(46才・仮名/会社員)だ。
インバウンドや五輪特需の恩恵を失ったホテル業界はいま、壊滅的な被害を少しでも食い止めようとさまざまな工夫を凝らしている。そのうちの1つが、リモートワークをする人に向けたデイユース(日帰り)プランだ。朝早くからチェックイン可能で、夜まで3000円ほどで利用できるホテルもある。
「家で仕事に集中できない人向けのサービスですが、私みたいな不倫カップルが利用することが多いんですよ。妻には、『経費は会社から出るし、家族の時間と仕事の時間を分けたいからデイユースを使う』と伝えています。実際は自腹ですが、飲みに行かなくなったので、その分のお金を充てれば問題なし。何も知らない妻は『3密にならないから安心だね』と喜んでいますよ」(啓介さん)
確かに啓介さんは3密を避けられているが、そこで行われているのは4つ目の密、“密会”だ。「クラスター対策で夜の歓楽街で働き場所をなくした女性たちが、“パパ活”のために個人営業してくるケースも増えてますね」と喜々として語る。
啓介さんのような男性には「共通点」があるという。『探偵の現場』(角川新書)などの著書がある調査会社大手のMR代表・岡田真弓さんはこう話す。
「不倫している男性の言動は突き詰めるとパターン化される」
もしも夫に図のような言動が増えてきたら、コロナ不倫を疑うべきかもしれない。
自宅の書斎で熱心にリモートワークをしているように見えて、実際にはこんな例も。
「ずっと書斎に閉じこもりっぱなしのご主人がそそくさと外出したので、消し忘れていたパソコンの画面に目を落とすと、チャット画面に『会いたくてがまんの限界だよ!』と。ほかにも怪しいやり取りを見つけた奥さんが、ある日スマホのカメラを起動したままご主人の部屋に置いておいたところ、リモート会議アプリを駆使して、行為に及んでいたことが発覚。それを機に不倫調査の依頼が来たケースもありました」(前出・岡田さん)