演劇界やテレビで活躍を続ける俳優の篠井英介(61)は、いま活況を迎えているフリマアプリ利用を「悩んだらやめる、くらいに気楽にやりましょう」と語る。篠井はフリマアプリをどう活用しているのか、本人に聞いた。
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フリマアプリではメルカリをよく利用しています。始めたのは、3年ほど前。還暦を迎えるにあたって、「そろそろ身辺整理もしなきゃ」と老い先のことを考えていたところ、お友達から勧められたんです。
僕の自宅の一画にはトランクルームがあって、使わない新品の食器やら戴き物のお洋服などがたくさん眠っています。捨てるのは忍びないし、人様にあげるのもご迷惑かも……そんな物をメルカリに出してみたら、わりとトントン拍子に売れたので調子に乗っちゃったんですよね(笑い)。
出品のやり方も最初は不安でしたが、意外にも簡単で驚きました。売りたい物の写真をスマホで撮って、簡単な商品説明とお値段をつけるだけ。売れたら梱包は自分でしなければなりませんが、コンビニや郵便局に持っていけば、バーコードでピッと読み込んで発送手続きも終わりです。
僕が最初に売ったのは、海外ブランドの食器。高価な物だったので勿体なくて使えず、箱に入った状態のままでした。試しに恐る恐る出してみたら、ものの1時間ほどで売れたのでもうビックリ。その後も、趣味でコレクションしていた陶器の人形を出して、わずか30分、6万円ほどで売れたこともあります。