外出自粛で、家にいることが多くなった今。楽しみといえば食べること、という人も少なくないのでは? でも小池都知事に「密です!」といわれるまでもなく、スーパーの混雑ぶりは気になるところ。できるだけ買い物は週1~2におさえたい。さらに無駄が生じないよう、一気に作りたい。さらに毎回作らなくてもすむように、保存できるものにしたい!! そんな声に応えるものとして、今さらだけど「作りおき」がブームに。
なかでも、3年前の大ブームからふたたび注目を浴びているのが、柳澤英子さんの“作りおきダイエット”、通称「やせおか」です。著者である料理研究家の柳澤さんが、1年で26キロやせたという“作りおきできるやせるおかず”は、運動不足が懸念される巣ごもり生活にピッタリ! 実際に、「やせおか」を実践しているという埼玉県に住むパート主婦、としみさん(48才)にその極意を聞いてみると・・・・・。
●やせおかなら、1時間で6品完成!
うちは、夫と中学三年生になったばかりの娘と私の3人暮らし。私は近所のファミレスでパート勤務していましたが、今は休業中なので、自宅待機。電気修理の会社で働く夫は外出自粛の今でも仕事があれば出かける日々です。
柳澤さんのレシピ本は、以前から読んで愛用していますが、10冊近くあるシリーズの中でもとりわけいまの状況にぴったりだなと思うのが『冷凍からのレンチン!やせるおかず 作りおき』に載っているレシピ。これ、すべてのレシピが、「冷凍保存」なんですよ。冷蔵だと長くても5日くらいしか保存できないけど、冷凍だと1か月は大丈夫。しかもタイトルにあるとおり、レンチン調理だから火も使わず、中三の娘でも安心。生の食材を切って、容器に入れて、味付けをして冷凍するだけだから、5〜6品作りおきしても調理時間は1時間かかりません。
よくあるレンチンの作りおきおかずって、一度加熱したものを保存しますよね。それだと食べるときにまた温めるので、仕上がりがクタッとするし、味が落ちてしまう気がするんです。でも『冷凍からのレンチン!』にあるおかずなら、食べるときに初めて加熱するので、いつでも出来たてが食べられるのがありがたい! しかも使う調味料も、しょうゆ、みりん、塩、顆粒だし・・・・とわざわざ買いに行かなくてもふだんから家にあるようなものばかり。
そんなわけで、うちの冷凍庫はいつも“冷凍やせおか”でびっしりです。