『週刊平凡』や『POPEYE』の編集長を歴任し、名編集者として知られる椎根さん独自の視点もあり、話題の一冊となっている。
「希林さんがいなくなって1年7か月、いまでもふと都心から離れたわが家に遊びにくるような気がします。
ただ、希林さんが読んでいた本を手に取ると、彼女の名言と同じくらい、それ以上に思いが伝わるような気がします。ウイルス感染で、閉塞感の中、それでも大きく変わっていかなければならないいま、希林さんの手元に遺されていた一冊一冊から、希林さんが感じ取ったコトダマを、ゆっくり受け止めることは私たちにとって、大きな癒しになるでしょう」(椎根さん)
樹木さんならどう向き合っただろうか。いま、樹木さんの言葉を聞きたい。
※女性セブン2020年5月7・14日号