平時なら「ゴロゴロすること」は決して褒められないが、今や自宅でダラダラ・ゴロゴロして過ごすことはコロナ感染拡大防止のための重要なミッションなのだ。しかし「ゴロゴロする」と言っても、体にいいものと悪いものがある。
例えば、家でゴロゴロしていると、小腹が空いてついつい間食をしてしまうもの。健康検定協会理事長で管理栄養士の望月理恵子氏が指摘する。
「間食そのものは結構ですが、何を食べるかが大切です。私は『フルーツ』をお勧めします。フルーツに含まれる果糖は、ほとんどが肝臓で代謝されるので血糖値が上がりにくい。外出自粛でストレスがたまっている人は、ストレスに対抗するホルモンを生み出すビタミンCが豊富なイチゴやキウイを積極的に摂取しましょう。
抗酸化作用があり、テレビやパソコンで酷使した目を癒してくれるブルーベリーもお勧めです。大袋のポテトチップスや油で揚げたドーナツ、甘いスイーツは脂肪分が多くなるので避けたほうがよいでしょう」
◆お酒は「日本酒」か「焼酎」か「ウイスキー」か
休みが続くと、翌日を気にせずお酒を楽しみたいところ。望月氏は「飲むお酒の選び方」が重要だと指摘する。
「焼酎やウイスキーなどの『蒸留酒』のほうが、芋や米などの原材料に含まれる糖質が取り除かれているので太りにくい。ビールを飲みたい人も、糖質オフのものを選んでください。ただしアルコール自体にもカロリーはあるので、気になる人は、焼酎やウイスキーを水やソーダ、お湯などで割るとよいでしょう」