新型コロナウイルスの感染拡大で国会が対応を迫られる中、3月から4月にかけて大きな話題を呼んだのが、安倍首相の妻・昭恵夫人の“私的な桜を見る会”問題だった。3月23日の夜に、ライトアップされた七分先の桜の前で撮られた、楽しそうな13人の写真──安倍首相は国会で「公園ではなく、レストランの敷地内だった」と釈明したが、「政権内部や与党幹部からも昭恵夫人は軽率だと苦言の声が出ていた」(自民党古参秘書)という。
“家庭内野党”を標榜していた昭恵夫人だが、いまや与党内からも「総理と政権の足を引っ張る存在」として見られているのだ。そう評価されるようになってしまったのは、昭恵夫人がこれまで繰り返し奔放な言動を繰り返してきたからだろう。
特に多いのが、彼女が大好きな酒にまつわるエピソードだ。2015年8月には、南青山の会員制バーで酩酊し、深夜に布袋寅泰を電話して呼び出すと、こんな行動に出たことが報じられた。当時の常連客の証言だ。
「布袋さんにしなだれかかるように寄りかかっていたところまでは、正直まだよかった。そのうち彼の首に腕を絡ませて、肩に頭を乗せたり、彼の首筋にキスをしたりと、すごい状況になってしまって……」