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家庭での冷凍食品保存 冷凍庫にぎっしり入れるのがコツ

保存するにもコツがある

 名店の味を再現したもの、自宅飲みにピッタリのつまみなど、旨い飯を楽に食べたいときにぴったりなのが冷凍食品だ。最新の急速冷凍技術によって、いまの冷凍食品は“できたての味”を保存している。その味を保つためには、スーパーやコンビニで冷凍食品を買った後、家に持ち帰るまでの間に溶けてしまわないようにしたい。

 冷食の取材に携わって38年、“冷食おばさん”こと冷凍食品ジャーナリストの山本純子氏は、そのための注意点をこう言う。

「一度解凍してしまったら、家の冷凍庫で再び凍らせても元の美味しさには戻りません。私は必ず保冷バッグを持参するようにしています。面倒なら、お店でもらえる保冷剤やドライアイス、氷などを活用してください」(以下全て「」内は山本氏)

 これからの気温が上がる季節は注意を払ったほうがいいポイントだろう。

 また、賞味期限は1年程度の場合が多いが、「買ってから3か月以内、できれば1か月以内に食べてほしい」という。

「賞味期限はあくまでも『マイナス18℃以下』の温度帯を常に保っている場合に保証されるもの。家庭の冷凍庫は開け閉めが多いと、温度変化にさらされます。腐ることはありませんが、『賞味期限は1年あるから』と安心しないほうがいい」

 温度変化を防ぐには、冷凍庫内に隙間を作らないよう、冷凍食品をぎっしり入れるのがコツだ。

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