「イエローとオレンジの蛍光色のスポーツウエアを着て、上着はトレードマークの“プロデューサー巻き”。ひと際目立つ格好なのに、キョロキョロと周囲を気にして走っている男性を見て、思わず二度見してしまいました。だって、退院したばかりのあのかただったんですから」
都内屈指の高級住宅街の住民が目撃したのは、新型コロナから復帰した石田純一(66才)だ。この日は退院からわずか2日後で、時刻は人気の少ない夜8時30分頃。
「石田さんは肩で息をしていて、苦しそうに走ったり歩いたりしていました。時折、マスクを外して豪快にくしゃみをするときもあって…正直、心配になりましたね。まだ安静にしていればいいのに、わざわざ外に出てくるなんて。ウオーキングは日課のようですが、マスクをつけてウロウロ歩いている姿は徘徊しているように見えました」(前出・目撃者)
自宅に戻ってきたのは、約1時間後。3分ほどのストレッチで呼吸を整えると、玄関のドアをそっとあけて自宅に入っていったという。
4月15日の新型コロナウイルス感染の公表以降、石田にはいまだに批判の声が相次いでいる。
石田は沖縄県知事が来県自粛を呼びかけた翌々日の4月10日、“仕事”を理由に沖縄県を訪れた。しかし滞在中に体調が悪化し、13日に帰京。発熱があってもPCR検査すら受けられない人々があふれるなか、石田は体調が回復しないことから、14日に都内の病院を受診。肺炎の症状があるためすぐに入院し、その後のPCR検査で陽性が判明した。
「石田さんは入院後に症状が悪化し、16日の朝からは人工呼吸器を装着。一時は集中治療室への移動も検討されていたほどでした。入院当初から投与されていたアビガンが効果を発揮したのか数日後には平熱に戻りましたが、血流が悪くなったようで、慎重に治療を行い、約1か月に及ぶ長期入院になりました」(スポーツ紙記者)
石田は沖縄入りの理由となった“仕事”について、「自身が那覇市内にオープンした飲食店の、コロナ対策について現地で検討するため」と説明している。