Netflixで配信中の韓国ドラマ『愛の不時着』が大ヒット中だ。SNSにはドラマにハマることを“沼”にたとえた「不時着沼」なるワードがあふれ、最終回を見終えた人は「不時着ロス」と嘆く。全16話、合計22時間26分という大長編ながら、「2周目」「3周目」と何度も見返す「不時着廃人」も現れた。
「これまで韓国ドラマを見たことはなかったけど、外出自粛で何となく見始めたら、止まらなくなりました。恋愛や朝鮮半島、財閥や家庭の問題が複雑に絡み合い、次の展開が待ちきれずに徹夜で一気に見ました」(58才・主婦)
「自転車の2人乗りや並木道、並んでピアノを弾くカップルなど、たまらないシーンが満載です。切なすぎて、嗚咽が止まらなくて…」(50才・主婦)
作品について「語りたい」という人や「もっと調べたい」という欲求を抑えきれない人が続々と登場し、口コミ人気が爆発的に広がる。
ドラマは、韓国・ソウルの財閥令嬢ユン・セリ(ソン・イェジン・38才)がパラグライダーの事故で北朝鮮に不時着し、そこで出会った北朝鮮の将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン・37才)と恋に落ちる物語を描く。
韓国では2019年12月から今年2月まで放送され、ケーブル放送「tvN」で歴代1位の最高視聴率21.7%をマークした。日本では今年2月末からNetflixで放送が始まり、3か月経過してもNetflixの視聴ランキングでトップを走る(5月18日現在)。