新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が段階的に解除されていることで、長らく休業を余儀なくされてきた事業者にも、ようやく経済活動の再開ムードが漂っている。だが、自粛期間中も営業を続ける店が出るなどして批判を浴びたパチンコ業界は、大手を振って全面再開とはいかなそうだ。女性パチンコライターのナミが、コロナ後のパチンコ店を展望する。
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自粛が明けたら真っ先に打ちたいパチンコ機種は、『フィーバー戦姫絶唱シンフォギア2』。パチンコライターのナミです。
5月14日、パチンコ業界に関わる人にとっても注目の政府発表がありました。39県における緊急事態宣言の解除。そして5月21日には大阪、京都、兵庫の3府県も解除されました。これにより数多くのホールが営業を再開し始めています。
ただ、県外からの来店自粛呼びかけや、マスク着用での遊戯など感染症対策をしっかりしたうえでの再開ということで、まだまだ油断できる状況にはありません。新型コロナによる感染症は、世界規模にイレギュラーかつ誰も経験したことがない脅威で、その防止策として何を判断するにも正解はないと思います。
5月13日、「パチンコ店でのクラスター発生事例はなかった」として東京都医師会から緊急謝罪がありました。パチンコ業界で働く人間としては、クラスター事例として挙げられたのが間違いだったことが明らかになって安心した反面、パチンコ店が批判されている時に、業界を守る発言ができなかった後悔の気持ちが沸き上がってきました。
事実、どこのパチンコ店でもクラスターは発生していませんでしたし、多くの店で空調や徹底した消毒体制により感染リスクを減らす努力をしていることは知っていましたが、そうした取り組みや自分の考えをSNSで発信する勇気がありませんでした。自分の意見がどこまで正しいのか自信を持てなかったからです。正解がない物事に対して発言をするのは本当に難しく、自分自身の強い意志が必要になってくると改めて実感しました。