芸能

懐かしの『ラブアタック!』の思い出「知り合いがかぐや姫…」

素人参加番組はなぜ花開いたのか

 各局のバラエティ番組が軒並み収録中止となり、過去の総集編を流す状態が続いているが、こんな時に懐かしくなるのは、お笑いの本場・関西発の「伝説のバラエティ番組」の数々だ。

 たとえば今では一般的になった視聴者参加型番組の元祖は、『夫婦善哉』(1963~1972年、朝日放送)、『新婚さんいらっしゃい!』(1971年~、朝日放送)などの恋愛バラエティだった。その後、1970年代は恋愛バラエティ全盛期に。『プロポーズ大作戦』(1973~1985年、朝日放送)、『パンチDEデート』(1973~1984年、関西テレビ)、『ラブアタック!』(1975~1984年、朝日放送)が、“御三家”として人気を博した。

 大阪府在住の会社員(62)は、とくに『ラブアタック!』を欠かさず見ていたと振り返る。

「“アタッカー(男性参加者)”が、“かぐや姫(女性参加者)”にゲームでアピールする。かぐや姫に告白するために、『恋の洗濯痛バサミ』とか『恋のフルコース早食い競争』などバカバカしいゲームを全力でやるのが笑えた。当時は関西の大学に在学中で、知り合いがかぐや姫として出演して驚いたこともあった」

『プロポーズ大作戦』の「フィーリングカップル5vs5」コーナーは、現在でも時折リバイバルされる名物企画となった。

「当時、私は高校生だったのですが、放送を見て、“早く大学生になって合コンしたい”と思ったものです(笑い)。近年でも、芸人さんが『ロンドンハーツ』(テレビ朝日)で同じ企画をやっているのを見て懐かしくなりました」(兵庫県在住の会社員・58)

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