1台のハイヤーが、東京・港区の路地裏に停車する。オリーブ色のニット帽に、カーキのカーディガン。夜にもかかわらずサングラス姿で後部座席から降りてきたのは、佐藤健(31才)だ。運転手に丁寧に一礼すると、慣れた様子で地下1階の飲食店に入っていった。
佐藤が“超ドS”なドクター役を演じたドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系、2020年1~3月期)は、もはや伝説の域に達しつつある。5月20日に発表されたドラマアカデミー賞では、最優秀作品賞や助演男優賞など5冠を達成。“国民のカレシ”の座を不動のものにした佐藤は、加えて、YouTubeチャンネルや、公式LINEも絶好調。実際にファンと生電話することもあるライブ配信アプリ『SUGAR』なども使い、巧みにファンの心を掴んでいる。
「主演映画『るろうに剣心』の2部作が、7月上旬と8月上旬に連続公開予定でした。ただ、新型コロナの感染拡大を防止するため、映画館内では空席を設けるなどして、観客同士の距離を取る方針です。“佐藤ブーム”も相まって前評判があまりにも高く、映画館に人が殺到するのは必至な作品だけに、配給サイドからは“公開は延期するしかない”といううれしいような、悲しいような悲鳴が聞こえてきます。ファンとしては、“ドSなカレシ”にじらされている心境でしょうね」(芸能関係者)
そんな中、サントリーの公式サイトで公開された動画の内容に、ファンがザワついている。南海キャンディーズのしずちゃん(41才)、社会学者の古市憲寿氏(35才)とリモートで共演した佐藤は、自粛生活の様子を明かしたのだが、そこでこんなことを口にしたのだ。