芸能

最強マスク伝説 デストロイヤーや獣神サンダー・ライガー

高田文夫がプロレスへの思いを語る(イラスト/佐野文二郎)

 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、高田氏が地上最強だと思っているプロレスラーと、マスクをつけた覆面レスラーの強さについてお送りする。

 * * *
“オレたち団塊族”は、この世の最強はプロレスだと教わって生きてきた。コロナでいろんな事があるけれど、プロレスラーの方が強いと私なぞ未だに信じている。“プロレス地球上最強説”だ。

 力道山の空手チョップはオルテガを、ブラッシーをもなぎ倒した。四苦八苦したのがザ・デストロイヤーだ。今の時代に先がけたかのようなマスクマン、訳して覆面男だ。力道山との初戦だというのにアナウンサーは「出た! 4の字固めだ」と絶叫した。

 4の字? リングサイドからのカメラでは意味が分からない。ところがどっこい誰がどう指示を出したのか天井にカメラが設置してあるではないか。4の字とは勿論、算用数字の4である。私は頭の中に「四」を思い浮かべて……ン? 一体どうなってんだ? 血のにじんだマスク、ほどけない4の字……リキ・パレスの経営を考える力道山。いろんな思惑ががんじがらめになって、結局引き分け。その後、何回も死闘はくり広げられ、少年の私には覆面レスラーは怖いというイメージが植え込まれた。

 長い間の功労に報いて日本テレビは『うわさのチャンネル!!』を用意する。そこには最強の歌手、和田アキ子が待ちうけていた。せんだみつおもいたような気もするが、今は何処にいるか分からない。

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン