ライフ

【法律相談】妻とレスだが離婚はしたくない 許されるのか

交渉はないが、別れたくはないのだが…

「セックスレス」が1つの社会問題として語られるように久しいが、夫婦間の性交渉が無いものの、離婚はしたくない場合、これはどう対処すべきなのか? 弁護士の竹下正己氏が回答する。

【相談】
 妻とはセックスレス。彼女は不機嫌で、離婚を考えているようです。先生は離婚に至る条件として、3年間の音信不通などを挙げていましたが、性交渉をしないことも離婚事由になるのでしょうか。私は別れたくないのですが、セックスレスで離婚が成立した場合、慰謝料を覚悟しなければいけませんか。

【回答】
 離婚裁判では、法の定める離婚事由が必要です。結婚前に性的不能であることを隠して結婚し、同居後も性交渉がない場合には、離婚事由のうち「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」に該当するとして、離婚を認めた裁判例は少なくありません。

 結婚は男女の精神的・肉体的結合ですし、女性が性的関係のない結婚を希望したのであればともかく、性的不能者との婚姻関係の継続は困難でしょうから、離婚事由になるのは、もっともなことです。

 しかし、正常な結婚生活をしていた夫が性的能力を失ったからといって、それだけで直ちに婚姻生活が破綻、婚姻を継続し難い重大な離婚事由になるかは疑問です。性的能力喪失の結果、妻が愛情を完全に失って別居するなどして、婚姻生活の復元が不可能になったような場合なら、離婚も認容されるでしょう。

関連記事

トピックス

二階俊博・元幹事長の三男・伸康氏が不倫していることがわかった(HPより)
二階俊博・元自民党幹事長の三男・伸康氏が銀座のバーの 30代オーナーママと不倫 選挙期間中に所有タワマンに宿泊、演説を見守る姿も
NEWSポストセブン
悠仁さま、留学される可能性はあるか(撮影/JMPA)
筑波大学合格の悠仁さま、進学後の留学先候補に“昆虫の宝庫”マレーシアが浮上 秋篠宮さまと紀子さまも大学時代に同国への“調査旅行”で親交を深める
週刊ポスト
結婚後初めての誕生日を迎えた真美子夫人
大谷翔平、結婚後初の真美子さんのバースデーで「絶景」をプレゼントか 26億円で購入したハワイの別荘は青い海と白い砂浜を堪能できるロケーション
女性セブン
幼少期から小学生相手にカツアゲを行うなどしていたという(SNSより)
「緑色の自転車に乗って、小学生に暴力をふるいカツアゲを…」2度目の性犯罪で公判中のクルド人ハスギュル・アッバス被告(21)が地域を震撼させた幼少期「警察官に手を出し公務執行妨害も…」
NEWSポストセブン
大谷の母・加代子さん(左)と妻・真美子さん(右)
《真美子さんの“スマホ機種”に注目》大谷翔平が信頼する新妻の「母・加代子さんと同じ金銭感覚」
NEWSポストセブン
二階俊博・元幹事長の三男・伸康氏が不倫していることがわかった(時事通信フォト)
【スクープ】二階俊博・元自民党幹事長の三男・伸康氏が年下30代女性と不倫旅行 直撃に「お付き合いさせていただいている」と認める
NEWSポストセブン
トルコ国籍で日本で育ったクルド人、ハスギュル・アッバス被告(SNSより)
【女子中学生と12歳少女に性的暴行】「俺の女もヤられた。あいつだけは許さない…」 執行猶予判決後に再び少女への性犯罪で逮捕・公判中のクルド人・ハスギュル・アッバス被告(21)の蛮行の数々
NEWSポストセブン
司忍組長も姿を見せた事始め式に密着した
《山口組「事始め」に異変》緊迫の恒例行事で「高山若頭の姿見えない…!」館内からは女性の声が聞こえ…納会では恒例のカラオケ大会も
NEWSポストセブン
浩子被告の顔写真すら報じられていない
田村瑠奈被告(30)が抱えていた“身体改造”願望「スネークタンにしたい」「タトゥーを入れたい」母親の困惑【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 日本製鉄会長が激白「トランプに挑む覚悟」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 日本製鉄会長が激白「トランプに挑む覚悟」ほか
NEWSポストセブン