関ジャニ∞の活動のほか、ドラマに情報番組の司会にと活躍の場を広げる「話題の人」丸山隆平(36才)が、今度は実に13年ぶりとなる時代劇の主役を務める。WOWOW『連続ドラマW 大江戸グレートジャーニー~ザ・お伊勢参り~』で演じる「ダメ男」辰五郎役を「役に選ばれた」と感じたその理由とは――。意外な素顔が浮き彫りになったインタビューの、はじまり、はじまり~♪
◆結婚も自分の人生の中にいつかはあるのかな
人懐っこい笑顔を浮かべて取材に現れた丸山。インタビューのために席へ着くと記者との距離がやや遠いと感じたようで、こちらへにっこり笑いかけると時代劇口調で「ちこう寄れ」と手招きする心配りをみせた。その一言で途端に現場は和んだが、コロナ禍では普段のような間隔も叶わない…丸山自身もすぐに椅子が離れている理由を察知して、「あっ、そうかそうか、(ソーシャルディスタンスの)2mね」と頷いた。対面からわずか数秒で、彼のおおらかでフレンドリーな人柄が伝わってきた。
丸山扮する主人公は最強の賭博師として江戸で名を馳せるもすっかりツキに見放され、ただのダメ男として落ちぶれた辰五郎。借金まみれのうだつが上がらない日々を送っていたがひょんなことから江戸を飛び出し、お伊勢参りをすることに。道中これまたひょんなことから、すぐ死にたがるワケあり美女の沙夜(芳根京子)、奉公先を抜け出してきた幼い三吉(斎藤汰鷹)、代参犬の翁丸と次々にお供が増えて、3人と1匹の疑似家族として賑やかに波乱万丈の珍道中を繰り広げる。
「撮影現場はスタッフさんも含めて、ホンマの家族みたいなあったかい雰囲気でした。(楽しそうに目を細めて)三吉役の汰鷹がすごく人懐っこくて、ぼくのことも『辰さん(そのもの)だね!』とずっと言ってくれていて。親子のような感覚が自然と生まれて、1話ごとに3人と1匹で家族としてひとつになっていく気がしました」
辰五郎は三吉に、「もし息子がいたら、こんな感じなのかなぁ」と想いをめぐらす場面があるが――。
「物語での家族関係に『こういうのはいいもんだなぁ』というのは素直に思いました。結婚も自分の人生の中にいつかはあるのかなと、想像はしましたね。そこはいままで以上になかなか考えさせられた。
でもあくまでも疑似家族なので、親子像はあまりリアルには受け取れなかったかな。『こういうのもいいな』とは感じたけれど、『こういう感じかな』とまでは明確には…(いたずらっぽくにやりとして)なんせアイドルなもので」