グループとして活動だけでなく、ドラマに情報番組の司会にと活躍の場を広げる関ジャニ∞・丸山隆平(36才)が、今度は実に13年ぶりとなる時代劇の主役を務める。WOWOW『連続ドラマW 大江戸グレートジャーニー~ザ・お伊勢参り~』では、“ダメ男”辰五郎役を演じている。そんな丸山に、役のことやメンバーのことを聞いた。
◆追い詰められる方がやりがいも感じられる
15のときから賭博で数々の修羅場をかいくぐり、「土壇場の辰」の異名をとる辰五郎だが、実はそんな一面にも親近感があったとか。
「ぼく、土壇場まみれですもん(笑い)。きっちり段取りがあるのはどうも苦手で、全部自由で『はい、どうぞ』と無茶ぶりされる方がハジけられる。追い詰められる方がやりがいも感じられるんです」
ならば辰五郎と並んで、自身も「土壇場のマル」ということか。
「う~ん、そこは『身の程知らずのマル』で! だって小学生の頃はまさか(ジャニーズ)事務所へ入るともアイドルになるとも思わなかったし、ベースをやるとも、朝の番組(MBS『サタデープラス』)の司会をやるとも全然思っていなかった。そんな自分があれよあれよとデビューして、CDを出して、ドームでライブをさせてもらえるようなグループにいる。でもお前は本来そんな器の男じゃないだろう、もうちょっと身の程を知れよ、と。
お前をそうしてくれたのはファンであり、事務所であり、スタッフなんやから、メンバーにも感謝しろよ。その意味で身の程知らずのマルです。
メンバーは何かひとつの形に収まるものとは違う、唯一無二の存在ですね。家族、友人、戦友はたまた居場所とか、そうしたどれかひとつではなくて全部をひっくるめて横山(裕)も昔言うてたけど、『関ジャニ∞』という関係性です」