新型コロナウイルス禍で、芸能人も自粛生活が続いた5月中旬。都内のスーパーに現れて真剣な表情で食材を吟味していたのは、お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃん(43才)だ。最近では、バラエティー番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)での手あたり次第に女性にアプローチするクズっぷりがすっかり名物になっている“令和の好感度最低芸人”である。
ところが、「夜ご飯作るしん!」といったような語尾に「しん」をつけるぶりっこ風(?)のつぶやきと、ナルシストな自撮り画像を毎日更新し続けるツイッターは、その奇妙さがウケてフォロワー数は70万人を突破。そのツイートの中で、これまた名物なのが、独特な自炊料理画像の数々だ。
シリアルと牛乳にイチゴと大葉を混ぜたり、ハヤシライスにキムチ野菜炒めをトッピングしたり、即席麺を長時間煮込んだ「汁なし麺」など、奇妙奇天烈な料理が次々とアップされている。中でもフォロワーをドン引きさせているのが、おでんだ。
毎日のようにアップされるおでんは、3日目、4日目と日を重ねるごとに見た目がグロテスクになっていく。フォロワーから「絶対腐ってるしん」などの指摘が相次いだが、その後も連日のおでん投稿は続き、ついに15日目まで続いた。ネットでは“グロちゃんの汚でん”“汚料理”として話題をさらった。
一方で、健康番組に出演するたびに、糖尿病や脳動脈瘤が見つかるなど不健康体が明らかにもなっているクロちゃん。暴飲暴食を続けていたことも話題になっていたが、クロちゃんの知人は、「実は、あのツイッターの自炊生活は、クロちゃんなりに栄養バランスを考慮して、健康に配慮して始めたんですよ」と明かす。
たしかに、冒頭のスーパーでも、長時間も食材とにらめっこしていたのは、野菜コーナー。居合わせた女性客は「野菜を何個も手に取って吟味していましたよ。お総菜コーナーでも裏の表示をじっくり読んで選んでいるようでした」と語る。