三浦友和(68才)と百恵さん(61才)の長男で歌手の三浦祐太朗(36才)が、声優で歌手の牧野由依(34才)と結婚した。
祐太朗は2008年にロックバンド『Peaky SALT』のボーカル・ユウとしてメジャーデビュー。当時は両親のことを伏せていたが、ほどなくしてトップスターの息子と知れ渡ることになる。2011年にソロ活動をスタート。ショッピングモールなどでミニライブを重ねるなど、地道だが精力的な活動を続けてきた。そんな祐太朗と牧野は、2015年に出会った。
「2015年2月、三浦さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組で初共演し、意気投合しました。三浦さんは牧野さんが2005年に出した楽曲の大ファンだったんですよ。音楽業界で活動しながら大のアニメ好きである三浦さんと、アニメの声優をしながらミュージシャンとしての一面もある牧野さん。このふたりが仲よくなるのに、長い時間は必要ありませんでした」(番組関係者)
作曲家を父に持つ牧野は、音大のピアノ科を卒業したピアニストでもある。
「彼女はミュージカルの現場で、“稽古ピアノ”を担当していました。稽古ピアノとは、稽古場でオーケストラの代わりに演奏を担当する役目を果たす人で、音楽的な技術はもちろん、即興性や柔軟性も求められます。牧野さんは難なくこなしていましたよ」(牧野を知る舞台関係者)
今回の結婚に際し、父親の友和は「きっと幸せな家庭を築いてくれると信じています」などと事務所を通じてコメントし、祝福した。しかし、祐太朗がここまで歩んだ道のりは、決して平坦なものではなかった。
◆百恵さんのすすめで出したカバーアルバム
母は伝説的歌手の山口百恵。父は人気俳優の三浦友和。そして弟は、NHK連続テレビ小説『エール』の応援団長役でも人気の、映画にドラマに引っ張りだこの俳優・三浦貴大(34才)。そうした華やかな一家にあって、祐太朗の音楽活動は順調とはいえなかった。
「メジャーデビューしたバンドも音楽性の違いなどを理由に活動を停止。ソロ活動を始めてからもヒット曲に恵まれず、期待されていたほどの活躍ができませんでした。そのうちに弟の貴大がめきめきと存在感を高め、しまいには“兄弟格差”と揶揄されることもあったのです」(芸能関係者)
家族の間に挟まれて苦悩する祐太朗を、陰に陽に支えてきたのが百恵さんだった。
「百恵さんの教育方針は、“過保護にしない、重圧もかけない、好きにさせる”というものです。歌手デビューも祐太朗さんが決めましたし、歌の道に進むきっかけになった小学校時代の合唱部への入部も、百恵さんがすすめたわけではなく、祐太朗さんが自発的に始めたそうです」(音楽関係者)
ただ、好きにさせるとはいえ、要所要所では母として手をさしのべてきた。