ビジネス

コロナ後に住みたい街 仙川、川口、船橋など郊外人気復活か

テレワーク定着後は通勤時間を気にしなくていい郊外マンションが人気になるかも(イメージ)

テレワーク定着後は通勤時間を気にしなくていい郊外マンションが人気になるかも(イメージ)

 コロナ禍で社員のテレワークを推進し続ける企業は多いが、在宅勤務スタイルが定着すれば人々の暮らし方も変わってくる。これまで都心回帰の動きがあったマンション市場だが、今後はのびのびと暮らしながら働ける郊外への関心も高まるはず。住宅ジャーナリストの榊淳司氏が、今後注目されるであろう東西の郊外エリアを挙げる。

 * * *
 新型コロナの緊急事態宣言が解除されてから、街には人が徐々に戻っている。しかし、コロナ前と変わらぬ賑わいにはほど遠い。何よりも、訪日外国人の姿をまったく見かけなくなったし、コロナが終息しても、われわれの暮らし方や生き方が100%コロナ前に戻ることはなさそうだ。

 特に、テレワークがこれほどまでに有効だと知ってしまった今、多くのビジネスマンたちの日常は大きく変わった。コロナ後、彼らの多くは以前のように毎日満員電車に乗って職場に通う日常には戻らないと予測されている。会社側も、毎日出社しない社員のために専用のデスクやそのスペースを用意しなくてもよくなる。その分のコストはカットできるわけだ。

 ただ、働く場所の中心が会社から自宅に移った場合には、やはりそのためのスペースが必要である。多くの人は、とりあえず自宅のダイニングテーブルなどを使ったことだろう。家具屋さんでは高級店でも大衆向けストアでも、デスクやチェアの売り上げが急伸したという。多くの人がステイホーム中のワークスペースを自宅内に急造したのかもしれない。

 テレワークが日常となれば、そのための専用スペースが欲しいというのは誰しもが考えること。しかし、都心でマンションを購入した方にとって、プラスアルファのスペースを確保するのは簡単ではない。となると、「毎日会社へ行かなくていいのなら、ゴミゴミした都心に住む必要はない」──そう考える人が一定数いても不思議はない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン