放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏(72)が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、進化する二人の男、氷川きよし(42)と新庄剛志(48)についてお送りする。
* * *
『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)、たて続けに氷川きよし、新庄剛志と出て頂き楽しく喋ったので、ここでは〈進化する男たち〉ってことでふたりの事を書こうかなと思ったら、凄い男が現われた。女体盛りの“グルメ王”アンジャッシュ渡部である。大島じゃない方の?「児嶋だョ」なんて声も届かぬままにすれ違い(のネタが得意)。いくら“多目的トイレ”でもその目的に使っちゃまずいだろっての。私も「またね」と言って1万円札渡しそうになった。渡部の目と耳には“東京アラート”が届かなかったのか。
小池の卒業は一体どうだったのか、コロナ禍騒動の報道が少し収まったかなと思ったら色んなニュースが……手越だってどこかへ行っちゃったし、久米宏75歳も今月いっぱいで静かにマイクを置くんだろ。様々〈進化する男たち〉である。渡部は〈チン化する男〉だな。
玉袋筋太郎が「オレ土曜日ってあいてんだよな。スウィーツとか食べればいいんだろ。タイトルも大して手間かけずに『王』のところに『、』を打ってさ、“玉様のブランチ”ってやれば分からないんじゃない」だとさ。渡部が万が一戻ってきたら“王様のブランク”にすればいい。