今季の女子ゴルフの日本ツアーは、本来なら17戦目のはずの「アース・モンダミンカップ」(6月25日~29日)が無観客での“開幕戦”となった。注目が集まるのはやはり、渋野日向子(21)、原英莉花(21)ら黄金世代と、安田祐香(19)、吉田優利(20)らプラチナ世代だ。
「開幕戦の予選ラウンド(2日間)も人気選手同士の組み合わせとなった。渋野はプラチナ世代の西村優菜(19)、主催者推薦枠の横峯さくら(34)と同組。プラチナ世代の安田と吉田は、横峯の妹分の香妻琴乃(28)と同じ組だった」(担当記者)
ただ、7~8月の大会は中止ないし開催の可否が未定となっており、約2か月は試合がない。その間のチャリティゴルフなども、出場者は黄金世代ばかり。苦しいのが、それ以外の中堅クラスだ。
「女子の大会は、まず賞金ランク50位以内のシード選手に出場枠が与えられ、主催者推薦などの特別枠を除いた残りを前年のQT(予選会)ランキングが高い選手から割り当てられていく。QTランク70位以下になると、今後たまに試合があっても、出場さえ危うい。スポンサーの多くがコロナで本業の経営が厳しいこともあり、露出が少ない選手への支援はしぼられ、交通費の負担程度になっています」(同前)
QTランク72位には藤田光里(25)、73位に原江里菜(32)、113位に金田久美子(30)といった有名選手もみられるが、今後は厳しい。