伝説的バラエティ番組『スーパーJOCKEY』(日本テレビ系)で、ともにアシスタントを務めた松永二三男アナ(69・1974年入社)と大神いずみアナ(51・1992年入社)。多くの後輩を育てた松永をして「最も印象深い新人だった」という大神と約20年ぶりの再会を果たした。
大神:キャー、松永さん、お久しぶりです!
松永:今も輝いてるね! 大神はCDデビューもしてたし、いわゆる「女子アナブーム」の原点だったよね。
大神:いえいえ女子アナブームは永井美奈子さんとかDORA(米森麻美・永井・藪本雅子)のメンバーですよ。私は『ウンナン世界征服宣言』で「なぜ私をDORAに入れないのか?」って企画で悪ノリしてたクチでしたし。私はバブルの終わりにたまたま入社できた変わり者で、やっぱり当時のアナウンス部で浮いてましたよね(笑い)?
松永:それまで見てきた女子アナとはたしかに違ったから、どう接しようか悩みました。でも、あの時代の大神は唯一無二だったよ。今までにいない新しいタイプの女子アナでした。
大神:実は“初鳴き”から無茶苦茶でした。研修最終日の晩に松本志のぶとか同期の4人で青木ヶ原樹海に “心霊体験バスツアー”の取材で行ったんですよ。そこでみんなが「我々が訪れたのは山梨県の~~」なんてアナウンサーらしいことを必死に話すなかで、私だけギャーギャー叫んでいたんです。あのリアクションで明暗が分かれましたね(笑い)。研修が終わってからすぐに完全にバラエティ一直線でしたから。