お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(47才)がワイドショーを賑わせている。15才年下の妻・佐々木希(32才)がいながら、複数の女性と“多目的トイレ不倫”にいそしんでいたことは多くの女性に衝撃を与えた。
また、妻・杏(34才)の妊娠期間も含め、約3年間にわたって唐田えりか(22才)と関係を持っていた東出昌大(32才)の不倫も記憶に新しい。
2者のタイプは違えど、夫から最悪の仕打ちを受けたはずの佐々木希と杏は、まだ結婚生活の解消には至っていない。他人事ながら、「離婚した方がいいのでは…」と思う人も少なくないだろう。
しかし、不倫夫と別れ、多額のお金を得ることができても、心の傷が癒えるとは限らない。その場合は、決して孤独にならないことだ。不倫は、間違いなく「した側」が悪い。親も子供も友達も、そして職場の人も、必ず味方になってくれる。話を聞いて一緒に怒ってくれる人がいるだけで、気分はスッと軽くなる。
それでも気持ちが晴れず、夫から嫌われてもかまわないと思えるほど腹に据えかねているなら、“復讐劇”の始まりだ。夫婦問題研究家の岡野あつこさんはこう言う。
「ドラマでよくある“社内不倫していた男の妻が職場に乗り込んでくる”というのは、現実でもよくある話。あえて大きな声でわめくことで、必ず夫の上司や同僚にも聞こえるからです」
夫の両親が健在なら、息子の醜聞を耳に入れてやるのもダメージ大だ。不倫夫に復讐するのに、明確な証拠は必要ないこともある。京都府に住む元キャビンアテンダントの北川玲子さん(39才・仮名)は、不倫夫の「罪悪感」をうまく利用した。
「夫の不倫に気づいて探偵に調査を依頼しましたが、女性の家に通っていることがわかっただけで、決定的な写真は撮れなかった。でも、私にはそれで充分でした。あえて多くを語らず〝探偵に調べてもらった。すべてわかっている〟と夫に詰め寄り、いくら慰謝料を払えるか聞きました。2000万円を提示されましたが、夫の年収から考えれば少なすぎる。夫はかなり外面のいい人でしたから、職場に伝えることを匂わせて、最終的に5000万円の慰謝料を勝ち取って離婚しました」