7月11日の夜7時11分、全国各地の店に集う角打ちを愛する仲間たちが、一斉にカンパ~イを大合唱。この日は「角打ちの日」。角打ち愛好家で結成された「神戸角打ち学会」が提唱する記念日だ。
いま、北九州、広島、神戸、大阪と全国各地に角打ち愛好会の輪が広がっている。神戸角打ち学会を主宰し、全国の角打ち学会をとりまとめている会長の渡邉敏則さんに「角打ちの日」について話を聞いた。
「“角”という字の中に7と月と11と日があるでしょう? そやからこの日を選んだんですよ。
2011年に角打ち学会が発足した当初、立ち飲みの日が先に制定されていて、人が立って飲む様子を数字で表した『11月11日』でした。そんなら角打ちの日はって「角」の字見つめていたら『7月11日』や、7時11分に乾杯する、これや! って、仲間と盛り上がってポスターまで作りましてね。
最初は遊び心で作ったこの日が、角打ち好きの間で広まって、毎年お気に入りの店で乾杯するようになったんです」