人に嫌われてもおかしくないような、あざとい仕草や言動を取り上げるバラエティ特番『あざとくて何が悪いの?』。この番組のファンというエッセイストの小林久乃氏が、外出自粛中にオンライン飲み会で発見した、“あざとい女性”の生態を報告する。
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女性の奥底にある“企み”をバラエティ番組にした『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)の第三弾が、7月25日(土)に放送される。山里亮太、田中みな実、弘中綾香アナウンサーの3人に加えて、あざと男・代表と呼びたい千葉雄大がゲストとして登場する。この4人の名前を聞くだけで、また番組内で様々な本音が炸裂するのだと、ほくそ笑む。
実はこの番組のファンである。第二弾の放送分はまだブルーレイレコーダーに残っているほどだ。この番組に登場する“あざと女”は、女性誌の特集で組まれるような分かりやすいタイプではない。男性目線では拾うことができない、ちょっとヤヴァイあざと女も緻密に調べられて再現ドラマ化されている。これを出演者たちと一緒にツッコミながら、独り言全開で視聴するのが楽しい。ああ、もう月末が待ち遠しい。
そんなあざとい女たちは、日常生活にも潜む。私が最近発見して心に引っかかった、あざとい女の生態を紹介したい。その発見場所となったのは、まだ続くコロナ禍で定番となった『オンライン飲み会』だ。
自粛期間は一切の外食を控えていたので、大変お世話になった。遠方の友人とは「この手があったか!」と、アイデアに喜んだ。自粛が明けた今でも、会議も含めて時々リモートでの飲み会を行っている。酒を片手に平和そうなシーンが繰り広げられるオンライン飲み。でも人の集まるところがあれば、必ず彼女たちは姿を見せてくる。