地方自治の第一人者・佐々木信夫氏の「採点表」(その3)
記者会見などでの“失言”は低評価に繋がった。石川県の谷本正憲知事は、感染拡大を受けて「ドラッグストアは我が世の春みたいなもの」「(石川県は)コロナとご縁がある」などと発言。
兵庫県の井戸敏三知事は7月に「諸悪の根源は東京」と発言し、SNS上では「#兵庫県知事に抗議します」とする批判が殺到した。佐々木氏が指摘する。
「正しい情報発信で県民に安心を与えるべき立場のはずなのに、こうした失言で混乱を招いている。自身の言葉の影響力に対する自覚と責任を持つべきです」
第二波での知事の役割は?
再び感染拡大の兆候が見られる中、「第二波」の対応で知事に求められることとは何か。舛添氏はこう指摘する。