「何でも聞いてください。もう全部、話しますから! じゃあ、城島さんいきましょうか!」
女性セブンの取材に松岡昌宏(43才)が開口一番こう話すと、リーダーの城島茂(49才)が「ではまず私から」と会社設立の経緯を説明。社長に就任した彼はこの日、1人だけスーツでビシッと決めていた。続いて、国分太一(45才)がA4用紙8枚程度の手作りの会社案内を見せながら、会社概要を話し始めた。
来年4月以降、アイドルTOKIOは株式会社TOKIOとしてリスタートを切る。前例のないジャニーズ事務所からの“分社化”と、元メンバーである山口達也(48才)との今の関係性について、3人が語った。
突然の発表は7月22日。長瀬智也(41才)が来年3月末をもってジャニーズ事務所を退所し、残った3人がTOKIOを会社化することが明らかにされた。
近年、ジャニーズ事務所は退所者が相次いでいた。2016年末にSMAPが解散し、稲垣吾郎(46才)、草なぎ剛(46才)、香取慎吾(43才)が退所した。一昨年は関ジャニ∞の渋谷すばる(38才)、昨年は錦戸亮(35才)が、さらに今年は中居正広(47才)、NEWSの手越祐也(32才)が退所を表明し、芸能界に驚きをもたらしていた。
長瀬がメンバーに退所を告げたのは今年1月だという。同時にTOKIOにも決断が迫られていた。
松岡「長瀬からは数年前から今後について相談を受けていました。だから、今年の最初に言われたときも止めはしなかったんです。じゃあ、残った3人はどうするか? を何度も話し合いました。ぼくたちとしては、どうしてもジャニーさんからもらったTOKIOという名前だけは残したかった。そこで思いついたのが会社という選択でした」
国分「これまでの仕事を大事にしつつ、グループの枠を超えて芸能活動だけではない事業に取り組んでいくための会社化です。よく言われますが、決して山口達也のことがきっかけで、こうなったわけではない」
2018年5月、山口が脱退して以降、TOKIOは音楽活動を休止している。それが長瀬にとって苦痛だったため、この度の退所へとつながったと指摘する報道は少なくなかった。それを否定した形だが、長瀬は今後、音楽活動をするとは限らないという。