4月7日に緊急事態宣言が出た日本とは対照的に、中国は4月4日の追悼式典で一区切りがついた雰囲気があると山内さんは説明する。
「日本は間違ったシグナルを出しすぎですよね。緊急事態宣言してもわざわざ欧米のロックアウトとは違うと言ったり、3月頃には若者はかかっても軽症だと言って油断させたり緊急事態を宣言したのに休業要請は2週間待ってとか、何のための緊急事態宣言ですか? 母国、しっかりしてよと思います。中国は4月初旬の3連休にかなり人が増えましたが、中国人はまだ油断していません。日本人は何でも政府頼みですが、中国人は政府を信用してないからこそ、自分たちで判断する傾向が強いです」
◆浦上早苗著『新型コロナVS中国14億人』より抜粋。