7月場所中に“夜の店”での会食が露見し、7日目から休場に追い込まれたのが前頭5枚目の阿炎(あび)だ。両国国技館からも、所属する錣山部屋からも近い、東京・錦糸町で飲み歩いていたという。
「阿炎は3日ほど続けて姿を見せ、お気に入りのキャバクラに出入りしていた。錦糸町では高級店の1セット7000円くらいの店で、カラオケつきのVIPルームはあるけど、出入りやトイレに行く時は丸見え。力士は目立つのに、あまりに無防備。タニマチらしき同行者や別の力士と一緒で、彼らにどんどん飲ませて盛り上がっていたようだ」(地元飲食店関係者)
店内の感染予防としてはテーブルにアルコール消毒液が置いてあるくらいだといい、軽率の誹りは免れない。
「結局、飲み歩く姿がSNSのストーリー(24時間で消える投稿)にあげられ、協会の知るところになったという。錣山親方(元関脇・寺尾)に伝わり、急遽休場となった。しかも、一緒に飲み歩いていたのは初日から休場している幕下以下の力士。名前が非公表なのは、“幕下は力士として一人前ではないから”という建前だが、執行部の親方の弟子だから名前が伏せられているともいわれる。ただ、場所後の理事会で厳しい処分が出るだろう」(担当記者)
協会の新型コロナウイルス対応ガイドラインでは「基本的に外出禁止とし、不要不急の外出をしない」などと厳しく行動を制限している。