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猫型食パン、自粛期間のオンラインストアの売上が70倍に急増

SNSで人気に火が付いた『ねこねこ食パン』。『プレーン』(500円)、『チョコ』(680円)。毎月替わる季節のフレーバーは、7月は『メイプルとアップル』(680円)だった

 昨今の “高級食パンブーム”で激戦が続くなか、四角い食パンを“猫形”に変えて勝負に挑み、大ヒットしているパンを発見! その名も『ねこねこ食パン』。味もとことん追求し、この子たち、かわいいだけじゃないんです!

 * * *

 食パンに猫の顔を描いた投稿がSNS上で拡散されるなど、話題沸騰中の『ねこねこ食パン』は、現在全国に42店舗を展開する。コロナ禍で社会が揺れる中でも出店を加速させ、4月から2か月で15店をオープン、1日300斤以上売れる店舗もあるという。オールハーツ・カンパニーの鈴木亨さんはブームの仕掛けについてこう話す。

「私たちはもともと『ハートブレッド アンティーク』というベーカリーチェーンを持っており、水を使わず牛乳100%で仕込む高級食パンを開発する際に、“ミルクといえば猫”と、猫の形にすることを思いつきました。国産小麦を使い、はちみつ、バター、生クリームを加えたふわふわの食パンはとても軟らかいので、焼き立てはしぼみやすく、猫形をキープする製法に苦労したんです。

 でもそのかいあって、昨年7月に初めて販売すると、たちまち売り切れになり、焼き上がりを待って行列ができるほど。そこで、既存の店舗内に出店することで、スピーディーに全国展開しました」

 キュートな猫の食パンは、一気に日本中に広まった。

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