彼女はいま、心の中でこう呟いているのではないか。「それが何か?」──。8月5日に最終回を迎えた『ハケンの品格』(日本テレビ系)で、主演の篠原涼子(46才)演じる大前春子の決めぜりふだ。
その前日に発売された『女性自身』が篠原と夫・市村正親(71才)との「別居」を報じた。12才と8才の息子を市村に任せ、3月から都内の高級マンスリーマンションで別居しているというが、その裏にはおしどり夫婦ゆえの決断があった。
「市村さんは高齢ですし、過去にはがんで闘病もしています。絶対にコロナに感染させるわけにはいきません。それは2人のお子さんに対しても同じです。でも篠原さんはドラマの撮影が入っているので、大勢の人との接触を避けられません。家族のための別居でした」(芸能関係者)
女優業と母親業を両立させるためにも、この別居は必要だった。
「篠原さんは常々、家では心に余裕のある母親でいたいと口にしています。でもこの状況下では、家族を感染させてはいけないと思えば思うほど、心のゆとりを失ってしまうことを自覚していました。子供に怒ってしまう機会も増えるし、仕事にも悪影響が出てしまう。13年ぶりの続編でもある『ハケン~』は重要な仕事です。集中するための最善策でもあったのでしょう」(前出・芸能関係者)
しかし、家族との時間も大切にしたい篠原は、“別居期間中”、細心の注意を払ったうえで頻繁に自宅でも過ごしていたようだ。
「4月の緊急事態宣言後、撮影がストップしたので自宅に戻っていたそうです。そこからの約2か月は、家で家族と食べてばかりで太ってしまったようで(笑い)。ほぼ外出もせず、“姿が見えないから別居と勘違いされたのかも”と笑っていました」(篠原の知人)
6月に撮影が再開され“別居生活”に戻ったというが、別々に過ごす時間が増えれば、心が離れがちになるのも事実。“コロナ別居”がコロナ離婚に発展することはないのだろうか。
「市村さんは篠原さんがお酒に酔って朝方帰ってきたとしても、“しょうがないなぁ”と笑い流すくらいの理解者ですよ。離婚はあり得ないです。むしろ会う機会が減ったことで、互いのありがたみがわかったのではないでしょうか」(前出・篠原の知人)
最終回に寄せて、篠原はこんなコメントを発表した。
《約半年家族やスタッフ、キャスト、そして視聴者の皆さまに支えられてクランクアップを迎える事が出来ました》
別居報道も、心配は無用のようだ。
※女性セブン2020年8月20・27日号