国内

全国でクラスター発生、明るみに出た「昼カラオケ」の実態

高齢者を中心に昼カラオケの人気は高い

高齢者を中心に昼カラオケの人気は高い

 娯楽として広まった現在の「カラオケ」は、最初はホテルの宴会場やスナックなどの店舗に置かれることが多く、酒席の余興として受け入れられた。文化としてすっかり定着したカラオケは、様々な時間と場所で楽しむことが広がり、近年は1000円程度と安価に利用できて歌い放題の「昼カラオケ」、略して昼カラが高齢者を中心に人気を集めている。今年に入り、新型コロナウイルスのクラスター発生場所としてにわかに注目を集めたことで明らかになった昼カラの利用実態について、ライターの森鷹久氏がリポートする。

 * * *
 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない。政府は8月4日、ついに再びの「緊急事態宣言」もありうると言及、国民の間には「すでに第二波が来ている」という感覚を持つ人も少なくない。そんな中、コロナ禍初期から目立っていたのが「昼カラオケ店」なる場所での感染である。

「最初は東日本の昼カラオケ店で、その後も関西、関東と昼カラオケ店でのクラスター(集団感染)が続きました。当然大声で歌うし、酒を飲む場合もあるし『カラオケ』はやはり移りやすい…と思っていたんですよ」

 こう話すのは、東日本エリアで発生した”昼カラ店”を取材した全国紙社会部記者(20代)。若い記者なだけあって、プライベートでカラオケを利用することも多々あったが、実際に取材してみて、「昼カラ」は自分が知るカラオケとは全く異なることに衝撃を受けたという。

「普通は、カラオケボックスみたいなところでワーッと歌うものですよね? 昼カラは、中高年の客さんが、早いところでは朝の9時ごろからやってきて、夕方や夜までずっといるんです。その間、食べたり飲んだり寝たり、合間に歌ったり…。カラオケというより、なんでしょう、常連ばかりの溜まり場といったほうが良い雰囲気で」(全国社会部記者)

関連記事

トピックス

天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン