井上氏は「A氏との面識はない」と断わりつつ、こう語る。
「僕は報道を全部信じているわけではないので(苦笑)。コーチと学生の関係性も本当のところは分からない。もちろん、どんな師弟関係でも暴力はダメですけど。ただ、大学のガバナンスに問題があるという声に対しては、『日大はベストを尽くしている』と言いたい。大学側は調査も含めてしっかり対応したと思う」
ちなみに、危険タックルを指示した部員に対しては、「連絡は取ってはいないけど、いまでも応援している」という。
ねじれた師弟関係は、なかなか元に戻らない。
※週刊ポスト2020年8月28日号