テレビ朝日に2000年に入社した石井希和(42)と、テレビ東京に2000年に入社した龍田梨恵(42)。同年に女子アナとしてテレビ局に入った2人は、大学時代から親交があるという。同期入社の2人が互いの局のカラーや相似点などについて「局を超えた親友対談」として語り合った。
石井:最初に会ったのは、フジテレビの夏のアナウンスセミナーだったよね。
龍田:そう。そこで上級者コースに抜擢された10人が仲良くなって、その中に梅津弥英子ちゃんもいたよね。
石井:梅津さんはセミナー会場ですでに光っていて、「同級生にこんな聡明で可愛い子がいるんだ」と驚いたのを覚えてる。あの頃のフジはまさに「タレント性重視」の時代。私は結局1次面接で落ちちゃったけど、後日、フジの試験ではお立ち台に立たされて「そこで一番恥ずかしい言葉を大声で叫んでみて」って試験があったと聞いたの。私にはそんなことできない! ってビックリしちゃった(笑い)。
龍田:たしか願書にも「変顔写真を貼ってください」って欄があって、すでにタレント性を求められている感じだった(笑い)。でも私たちが入社した頃はテレ朝やテレ東みたいな真面目な局でもじわじわとアナウンサーにタレント性を求める動きがあったよね。
「女子アナがそんなことしちゃダメ」
石井:それが難しかった。3年後輩の前田有紀さんは研修も受けていない入社6日目に『やべっちF.C.』のアシスタントに任命されて、最初からそういう売り出し方だった。
龍田:うん。私も1つ下に大江麻理子、2つ下に大橋未歩が入ってきて徐々に変わってきたかな。