この7月から、第三セクター鉄道会社40社が御朱印ならぬ「鉄印」プロジェクトをスタートさせた。各社の指定駅で取り扱うオリジナルの「鉄印」を、「鉄印帳」の冊子に集めていく旅は、“乗り鉄”でなくても気分が高まる。北海道から九州まで鉄印集めの旅へ、出発進行!
「鉄印を手にするのは今日が初めて。わくわくしますね。京都丹後鉄道の鉄印紙は古式丹後和紙を使っているそうです。個性があり、駅員の方に日付を書いていただくのも特別感があります!」
記帳駅の天橋立駅に着いた鉄道好きタレントの斉藤雪乃さんは、ホームから改札を出て鉄印を受け取り、目を輝かせる。
「鉄印帳に全部の鉄印を揃えたくなりますね(笑い)」
鉄印帳の購入と鉄印の記帳は、鉄道会社が指定している駅などに限られる。初版が完売した鉄印帳(2200円)は8月中旬以降に増刷されるのでそのタイミングで購入を。鉄印記帳(300円~)は乗車券の提示が必須。記帳方法は各社異なり、鉄印帳に社員が直接揮毫する会社もあるが、多くはプリントや書き置きに日付を入れての手渡しで、それを鉄印帳に自分で貼る。全40社の鉄印を揃えたあかつきには、シリアルナンバー入り「鉄印帳マイスターカード」を購入できるという特典もある。