芸能

「おじカワ」の眞島秀和、喜びも困惑も表現する“シワ芸”

”おじさん”役に「可愛い」との声も上がる眞島秀和

 この夏にスタートしたドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』(日本テレビ系)が話題を集めている。深夜ドラマでありながら大反響で、初回放送後にはツイッターで「#おじカワ」がトレンド1位になるほど。特に注目は“おじさん”役で主演する眞島秀和(43才)だ。コラムニストのペリー荻野さんが眞島の演技について解説する。

 * * *
 話題のドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』に主演する眞島秀和。その演技で感心するのは、見事なシワ芸だ。

 眞島が演じる小路三貴(おじみつたか)は、43歳バツイチ、スーツ姿のサラリーマンで仕事もしっかりこなし、部下からも頼りにされている。そんな彼は誰にも秘密にしているが、黄色い犬のキャラクター「パグ太郎」に夢中なのだ。

 そこで欠かせないのが、小路さんの表情の変化。仕事中はきりりと引き締まった顔が、うっかりパグ太郎のキーホルダーを口うるさい同僚の鳴門(桐山漣)に拾われた瞬間、しまった!と眉間や額に困惑の深いシワが現れて顔を暗くする。なんとか切り抜けて、自宅に帰れば、パグ太郎天国。大きなぬいぐるみを抱きしめて「心はいつもともに…」と目尻が下がり、ほっぺもふにゃふにゃとろける幸せシワが満面に。

 なのに甥っ子が居候を始めたり、鳴門に観察されたりと周囲がざわつき始める。さらに同じくカワイイものが好きというデザイナーのケンタ(今井翼)と出会い、「43歳にして初めて同士を」とうれしい反面、「はしゃいでると思われるのも嫌だし…」と距離感がなかなかつかめず、困惑シワも頻発。しかし、ケンタとファンシーショップへ出かければ、棚一杯のパグ太郎グッズを見つめて、幸せシワフェイスになっていた。

 思えば、多くの映画・ドラマでさまざまな眞島秀和を観てきた気がするが、少なくとも、眞島の地元山形で撮影され、方言指導もしたという2004年の映画『スウィングガールズ』のつなぎ服青年役のときには、シワはまったくなかった。人の顔のシワをわざわざ確認している私もどうかと思うが、それからじわじわとキャリアを積み、いいシワが刻まれたに違いない。とはいえ、『おっさんずラブ』のクールな営業主任のときも、昨年、衣装は腰に巻いたタオルのみ?などと注目された主演した『サウナーマン~汗か涙かわからない』でも、小路さんほどにはシワシワは達していなかったように思う。

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